食育04.幼児期の食習慣で「食べるためのハードルを下げすぎない」|医療法人KDC くろかわ歯科クリニック|武蔵中原の歯医者

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食育04.幼児期の食習慣で「食べるためのハードルを下げすぎない」


神奈川県川崎市中原区・武蔵中原の「くろかわ歯科クリニック」です。

幼児期は、食べる力や噛む力、飲み込む力を育てる大切な時期です。

お子様が食べやすいように、食材を細かく刻んだり、やわらかくしたりすることは必要な場面もあります。

一方で、成長に合わせて少しずつ「前歯でかじる」「奥歯ですりつぶす」「唾液と混ぜて飲み込む」経験を増やしていくことも大切です。

食べるためのハードルを下げすぎると、噛む機会が少なくなり、お口まわりの筋肉や顎の発達に関わる刺激が不足しやすくなることがあります。

食材は大きさや形を工夫する

食材をすべて小さく刻むのではなく、成長に合わせて少し大きめに切ることで、前歯でかじり取る練習になります。

たとえば、トウモロコシをかじる、パンの耳を残して食べる、りんごを薄く切って前歯でかじるなど、日常の食事の中で自然に取り入れることができます。

ただし、丸飲みや誤嚥の危険がある食品は、年齢や食べる力に合わせて注意が必要です。

無理に硬いものを与えるのではなく、お子様の様子を見ながら調整しましょう。

やわらかいものだけに偏らない

やわらかい食事は食べやすい反面、噛む回数が少なくなりやすい傾向があります。

毎食すべてを噛みごたえのあるものにする必要はありませんが、やわらかいものと噛みごたえのあるものを組み合わせることが大切です。

組み合わせの例

・納豆に細かく刻んだ野菜や海藻を混ぜる

・サンドイッチはパンの耳も一緒に食べる

・やわらかい煮物に、少し歯ごたえのある根菜を加える

・ごはんに雑穀や豆類を少量混ぜる

・ハンバーグにれんこんやきのこを混ぜる

このように、食べ慣れたメニューに少しだけ噛む要素を加えると、無理なく続けやすくなります。

水分で流し込む習慣に注意

食事中に水やお茶で流し込む癖がつくと、食べ物を十分に噛まずに飲み込んでしまうことがあります。

本来は、食べ物をよく噛み、唾液と混ぜてから飲み込むことが大切です。

飲み物は食事の最初や最後にするなど、食事中に何度も流し込まないよう意識してみましょう。

ただし、喉が渇いている場合や食事内容によっては水分も必要ですので、無理に制限する必要はありません。

姿勢も大切です

しっかり噛んで食べるためには、食事中の姿勢も大切です。

足がぶらぶらしている状態では体が安定しにくく、噛む力が入りにくくなることがあります。

椅子に座るときは、足裏が床や足台につくようにし、背中を起こして食べる姿勢を整えましょう。

姿勢が安定すると、噛む・飲み込む動きもしやすくなります。

食べる力は少しずつ育てていきましょう

幼児期の食事では、「早く食べること」や「こぼさず食べること」だけを目標にする必要はありません。

前歯でかじる、奥歯ですりつぶす、自分の唾液でまとめて飲み込むという経験を少しずつ積み重ねることが大切です。

お子様の成長段階に合わせて、食材の大きさ・硬さ・組み合わせを工夫しながら、無理なく噛む力を育てていきましょう。