歯周病治療について

歯周病は歯を支える
骨を溶かす病気です
健康な歯は、歯と歯ぐきがぴったりくっついています。しかし歯周病になると、歯と歯ぐきの隙間ができ、歯周病菌が入り込んで、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。その結果、歯が抜けてしまうのです。歯周病は年齢とともにかかりやすくなる傾向があり、知らないうちに悪化する病気です。だからこそ、早めの予防とケアが大切になります。歯ぐきやお口の気になる症状はお早めにご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 歯ぐきから出血することがある
- グラグラしている歯がある
- 歯ぐきに違和感がある
- しばらく歯医者に行っていない
- 歯が伸びたように見える
- 口臭が気になる
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯周病か調べてほしい

当院の歯周病治療

歯周病リスクを調べるために
唾液検査と位相差顕微鏡検査を実施
歯周病菌は口腔環境に悪影響を及ぼす存在ですが、肉眼で確認することはできず、実感が湧きにくいかたもいるかと思います。そこで当院では、唾液検査による歯周病のリスク判定を行っています(税込1,650円)。採取した検体は位相差顕微鏡を使って分析し、細菌の種類や数、動きなどを数値化して患者さまにお伝えします。口腔環境が可視化されるため、治療へのモチベーションアップにもつながります。
基本検査
歯周ポケットの深さ
歯周病菌は、歯と歯ぐきの隙間からどんどん奥に侵入し、歯周ポケットを形成します。歯周ポケットの深さを調べることで、歯周病の進行度を判定できます。
歯の動揺度
歯周病は歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気です。そのため、グラグラしている歯がないか調べることによって、歯周病の進行を把握できます。
歯ぐきの出血
歯ぐきの出血は、歯周病による炎症によって引き起こります。そのため、出血の有無や、どの程度の出血具合か調べることで、炎症の程度を確認します。
口腔内写真
目視では見落としがちな異変を調べるために口腔内写真を撮影します。患者さまと一緒にお口の中の状態を確認でき、治療前後の比較としても使えます。
お口の状態の「見える化」に
取り組んでいます
当院では、ご自身のお口の状態をしっかり把握していただくために、検査結果データをお渡ししています。唾液検査や位相差顕微鏡、口腔内写真などの結果をご希望の患者さんにはスマホにお送りしています。むし歯や歯周病のリスクを客観的に確認できるようにしております。こうしたお口の「見える化」によって、より効果的な予防や治療につなげられます。ご自身のお口の健康を守る第一歩として、ぜひご活用ください。
治療内容

スケーリング
歯の表面に付着した歯垢や歯石を取り除くために行う治療です。スケーラーと呼ばれる専用器具を使い、普段の歯ブラシでは落としきれない汚れや細菌をしっかり除去していきます。スケーリングによって、むし歯の悪化予防効果も期待できます。

SRP
歯の表面の歯垢や歯石を取り除くスケーリングとともに、歯周ポケットの内部を清掃できるルートプレーニングを組み合わせた治療です。目に見える汚れと目には見えない汚れ、どちらにもアプローチでき、歯周病の進行を抑える効果が期待できます。