
はじめに
神奈川県川崎市中原区・武蔵中原の「くろかわ歯科クリニック」です。
学校検診の結果用紙に、「噛み合わせについて相談してください」と書かれていて、不安になった親御様もいらっしゃるのではないでしょうか。
「すぐに矯正が必要なの?」
「様子を見ても大丈夫?」
「食事や歯並びに影響するの?」
このようなお悩みはとても多く、小児歯科でもよくご相談をいただきます。
実は、お子様の噛み合わせは成長の途中で変化することも多く、“今すぐ治療”ではなく、まずは状態を確認することが大切なケースも少なくありません。今回は、学校検診で噛み合わせを指摘された際に確認したいポイントや、小児歯科でのチェック内容についてわかりやすく解説します。
学校検診で「噛み合わせ」を指摘される理由とは?
学校検診では、むし歯だけでなく、
- 歯並び
- 噛み合わせ
- 歯茎の状態
- 清掃状態
なども確認されています。特に次のような噛み合わせが見られる場合、「相談をおすすめします」と記載されることがあります。
前歯が反対になっている(下顎前突)
奥歯が噛み合っている状態の時に下顎が上顎より前に出ている、受け口状態です。
前歯が噛み合わない(開咬)
奥歯を噛んでも前歯に上下的な隙間がある状態です。
上の前歯が下の前歯を覆っている場合(過蓋咬合)
近年のお子様に多い噛み合わせで、上の前歯が下の前歯を覆っている状態です。
歯並びのガタつき
歯が重なっていたり、生えるスペースが不足している状態です。
上下のズレ
顎の位置が左右にずれていることがあります。
こうした状態は、お子様の成長過程で一時的に見られることもありますが、場合によっては将来的な歯並びや発音、食べ方に影響することもあります。
噛み合わせは「食べる力」とも関係しています
噛み合わせは見た目だけではなく、
- よく噛めるか
- 正しく飲み込めるか
- 発音しやすいか
などにも関係しています。
例えば、噛み合わせが悪いことにより
- 柔らかいものばかり食べる
- すぐに飲み込んでしまう(早食い)
- 片側ばかりで噛む
- 滑舌が悪い
このようなことが顎の成長や噛み合わせと影響することもあるといわれています。
学校検診で指摘されたら、まず小児歯科で相談を
「様子を見てもいいのかな?」と迷う親御様も多いですが、まずは小児歯科で状態を確認することをおすすめします。
小児歯科では、
- 年齢に対して自然な成長範囲か
- 経過観察で良いか
- 将来的に矯正相談が必要か
などを確認します。
必ずしもすぐに治療が必要とは限りません。成長に伴って改善するケースもあるため、「今の状態を把握すること」が大切です。
小児歯科でチェックするポイント
くろかわ歯科クリニックでは、次のような点を確認しています。
歯並びと顎の成長
顎の大きさや歯の生えるスペースを確認します。
生え変わりの状態
永久歯の萌出状況(予防矯正・歯列矯正のタイミング)を確認します。
悪習癖の有無
舌の位置や口呼吸は歯並びやお口の乾燥につながることがあります。
食生活や生活習慣
普段のお食事や姿勢なども、お口の成長に関係しています。
「初めての方でも安心」してご相談いただけるよう、お子様のペースを大切にしながら診療を行っています。
よくある質問(FAQ)
Q. 学校検診で指摘されたら、すぐ矯正が必要ですか?
- 必ずしもすぐ治療になるわけではありません。成長による変化を見る場合も多いため、まずは状態確認が大切です。
Q. 噛み合わせは自然に治ることもありますか?
- 軽度の場合、成長に伴い改善するケースもあります。ただし、経過観察が必要な場合もあるため、小児歯科でのチェックがおすすめです。
Q. 小児歯科ではどんな相談ができますか?
- 噛み合わせだけでなく、むし歯予防、歯並び、食生活、歯みがき習慣なども含めて総合的にご相談いただけます。
まとめ
- 学校検診の「噛み合わせ相談」は珍しいことではない
- 成長途中のお子様は、経過観察で良い場合も多い
- お子様の歯の健康、食べ物や生活習慣も噛み合わせに関係している
- まずは小児歯科で現在の状態を確認することが大切
川崎市中原区のくろかわ歯科クリニックでは、お子様のお口の成長を見守りながら、将来を見据えたサポートを行っています。学校検診の結果で気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
監修:黒川 享靖(歯科医師)
最終更新日:2026年5月19日